少し見にくいのですが木製の営業許可証です。
第31号
理容所検査確認済之証
昭和33年3月28日 兵庫県芦屋保健所
と旧漢字で書いてありそこには焼き印の跡が残っています。
この地に開業するときに保健所に営業許可をもらいに行ったときに保健所から自分で書いて持ってこいと言われお客さんの中で字の上手な方に書いてもらって、保健所に持っていき、焼き印を押してもらったそうです。
現在でもこれが立派な営業許可証として通用するため、各種の手続きの中で営業許可証の写しが必要になって、これをコピーしても黒く写るだけで字がなかなか判読できず、写しとして信用してもらえず、実物を見せても信用してもらえず、保健所にわざわざ営業しているという書類を書いてもらったこともあります。
なお保健所に新しい許可証の発行をお願いしてもこれがある限り再発行はできませんとのことです。